1948-03-29 第2回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
○飯村委員 晴嵐莊の問題につきましては、各位からもいろいろお話があり、かつまた調査員の派遣されるということにつきましては、さらに実地調査の結果に基いて適当な処理をすることができると思いますので、この問題でなく、ただそれで私氣づいたことでありますが、この療養所におきまして相当期間滯在して、社会に出てある程度十分な体力を持つた者を、莊長の権限によつてその病院を退所させる規定がないというようなことがわかつたのでありまするが
○飯村委員 晴嵐莊の問題につきましては、各位からもいろいろお話があり、かつまた調査員の派遣されるということにつきましては、さらに実地調査の結果に基いて適当な処理をすることができると思いますので、この問題でなく、ただそれで私氣づいたことでありますが、この療養所におきまして相当期間滯在して、社会に出てある程度十分な体力を持つた者を、莊長の権限によつてその病院を退所させる規定がないというようなことがわかつたのでありまするが
○飯村委員 よろしゆうございます。
○飯村委員 おそらくその徹底はなかなかむつかしいであろうと思うのであります。すでに先般來國立病院の有料問題等につきましても、政府はたびたび徹底ということを言つております。そうしてあらゆる指令を發したらしいのですが、それは少しもすみずみに徹底しないで、實際に國立病院に患者たちは、その日その日を不安のうちに送つている。
○飯村委員 兒童が心身ともにりつぱに育成されるという大きな夢をもつこの法案に對しましては、私は非常な喜びをもつものでありまして、またこの法案がうまく實行されるかどうかということも、それを扱う人いかんにあるということもよくわかるのであります。しかし私はりつぱな人であつても、なおこの法案の眞價を發揮できないようなことがあるのではないか、このように考えますので、その點をお伺いしたいと思います。
○飯村委員 ただいま厚生大臣から、白衣の勇士についてお話がありましたが、私はあのときに、その根本であるところの昭和二十年十一月二十四日に發せられた連合軍の指令、あの指令の解釋が非常に狹くとられておるゆえんではないか。このように考えております。あれは軍隊勤務の原因によつて勞働能力を制限されたものは、非軍隊的原因によつてその身體上の不具を受けたものと同じように最低限度のものを保障されておる。
○飯村委員 醫務局長さんにお話したいのですが、十一日の朝日新聞紙上に宮城縣の大河原で開腹手術中に停電のために死亡した。その理由は停電かどうかはつきりわかりませんけれども、それに對してもああいう場合、病院としては何かほかに電氣の用意というものは全然させないでおくのですか。そういうことをちよつとお伺いしたいのです。
○飯村委員 あの記事でありますが、いわゆる配電所との連絡ができておつて途中で消えたようでありますので、その點さらに關係者の調査をお願いしたいと思います。それからあの途中で時間的にどのくらいの時間がかかつているかという點も御調査をお願いいたします。
○飯村委員 厚生大臣にお伺いしたいのですが、先般の委員會におきまして恩給局長は、傷痍軍人に對する恩給竝に賜金の算定基準を改訂増加することはできないと言明せられたのでありますが、その根據はどういうふうなところにあるのか、私らには了解できないのであります。傷痍軍人の待遇は一般勞働者の最低限度において容認せられている。
○飯村委員 有田委員のただいまのお話、また厚生大臣のお話で大體意味はわかりました。しかし私の質問したことは、決して言菓尻をとらえてというような意味でなく、あるいは實際にそれが行われたとすれば、これは大きな問題であると思つたからであります。從つて有田委員の先ほどの質問中には、こういうような言葉が出ておりますから、委員長において速記録を見て、訂正していただくようにお願いしたいと思います。
○飯村委員 ただいま有田委員の御質問で、有田代議士がうるさいからこれを許可した、あるいは許可しないというようなお話がありましたが、厚生當局は實際にそういう事實があつたのですか。
○飯村委員 ただいまでき得るならばということは、できるようにさせるのがほんとうでないかと思う。關係方面のことも、私はもう少しその内容、親心を察すベきでないか、特別にこの傷痍軍人に對して、これだけの親心をもつて許可をしてくれたのであるから、さらにその特別な親心を生かして、できる限りにおいて傷痍軍人の恩給に對して、大幅の増額をするようにやるのがほんとうじやないか、そう私は思います。
○飯村委員 ただいまの御答辯非常に感謝いたします。今後もその點大いに御努力願いたい。それから今の俸給等差の問題について、兵といわゆる職業軍人との差でありますが、この區別を廢止する考えはありませんか。
○飯村委員 私は民主黨を代表いしたしましてこの兩法案に贊成いたします。山崎先生のおつしやつたように、それを動かす人の氣持、人の手段、手法、そういつたものに熱意と努力がもたされることが必要であらうと思います。この法案がりつぱに成長せられるように希望いたしまして終ります。